江戸の遊女のムダ毛処理

線香でムダ毛処理!

江戸時代のムダ毛処理といえば、遊女たちのことを考えないわけにはいかないでしょう。

その前に、この「遊女」という呼び方ですが、もともとは芸能に従事する女性一般のことでした。いつも間にか変わっていったようです。

そして江戸時代の遊女といえば、吉原遊廓が代表格です。江戸幕府によって公認された遊廓です。

そこで働く遊女は、多くの場合、「年季奉公」でした。
どういうことかというと、一定の年限か、遊女を購った金額を返却できるまでの期間か、というもので、年季を明けられるかどうかは分からない状態でした。
そのため、遊女の中には、生涯を遊廓で終える人も多くいました。

そして遊女にはアンダーヘアなどのムダ毛処理をする風習があったそうです。

しかし、その方法がすごいのです。
線香を使って焼いたりしたそうです。火傷に注意ですから、現代のレーザー脱毛と一緒といえます。
時代も風習も違っても、何だか同じようなことに注意していることにビックリです。

また、剃ったり、毛抜きを使って脱毛することもあったようです。
この場合には、全部を剃るのでなく、少しだけ毛を残すのだそうです。

あれ、このパターン、現代でもありますね。
そう、フランス人のデリケートゾーン処理の方法です。

世界のムダ毛処理事情(フランス編)

ちなみに、江戸時代では、アンダーヘアの処理の仕方で、プロの遊女か、素人かが分かるともいわれていたそうです。

遊女のランクとは

遊女にはランクがありました。

当然ながら人気のある遊女が高いランクになりましが、それには美貌だけでなく、機知も兼ね備えていないとなりません。

遊女の最高のランクは「太夫」、続いて「局」、「端」でした。
「花魁」は自分が気に入らない男性には、相手にしませんでした。

また、遊女は幕府公認の吉原だけでなく、非公認の岡場所といわれるところにもいました。
ここの遊女もムダ毛処理をしていたようですが、目的が違ったようです。

衛生水準が低いことから、毛虱を防ぐことが目的だったようです。
最下層の遊女も大変だったということです。

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