医療レーザーにも副作用のリスクがある!
エステでの脱毛と違い、医療レーザーは文字通り「医療」ですから、効果も安心感の高いと思うかもしれません。
確かにそうなのですが、副作用やトラブルが皆無というわけではありません。
具体例をあげてみましょう。
火傷
毛嚢炎(もうのうえん)
硬毛化や増毛化
炎症性浮腫
打ち漏れ
レーザー脱毛は熱を利用するものですから、真っ先に火傷のリスクがあるのは当然といえます。
メラニン色素にレーザーが吸収されるときに発生する熱によって、毛根の細胞が破壊されるので、レーザーの照射出力次第が火傷のリスクに関係します。
出力が低ければ火傷リスクは軽減されますが、パワーを抑えれば効果も低くなります。
皮膚に影響を与え合ない程度のギリギリのラインで照射することができればよいのですが、毛の太さや肌の色などは個人差があるため、どうしても火傷のリスクは排除できないのが現実です。
そしてこの熱は、毛穴のバリア機能にもダメージを与える可能性があります。もともと毛穴には多くの雑菌が繁殖しているので、レーザーよって殺菌されるわけですが、それだけで済まないこともあります。
バリア機能がダメージを受けると、毛穴に雑菌が入ってしまい、炎症を起こすこともあります。これが毛嚢炎です。
さらに、レーザーの照射によって、逆に毛が濃く固くなったり、増えたりすることもありえます。硬毛化と増毛化です。
この原因はよくわかっていません。
レーザー照射後に、炎症性浮腫という皮膚の赤みやヒリヒリ感がおこることがあります。個人差がありますが、多くの方が経験されるので、炎症止めの軟膏が必要になるといえます。
最後に打ち漏れですが、これは施術者の技術力によるところが多いといえます。
火傷や毛嚢炎などのリスクを抑えつつ施術を行うわけで、どうしても打ち漏れが起こりやすいとはいえます。
医療レーザー脱毛はリスクを理解してから!
完璧なものはありませんから、医療レーザーの脱毛は、これらのリスクを十分に知ったうえで行うのが良いでしょう。
あとあとトラブルになるのは避けたいですからね。