ナディーン・ラバキー(Nadine Labaki)の「キャラメル」

キャラメルで脱毛!

『キャラメル』(英題: Caramel)という映画をご存じでしょうか?

2007年製作のレバノン映画で、監督兼主演は、ナディーン・ラバキーです。彼女はこの映画の成功で、アラビアン・ビジネス誌の「世界で最もパワフルなアラブ人100人」で、女性のトップ5に選出されました。

なぜ、この映画を取り上げるのか?
その答えは映画のタイトルにもなっている「キャラメル」にあります。

日本人がイメージするキャラメルではなく、ここでは、中東でムダ毛処理に使うものを意味します。日本では脱毛ワックスと思えば良いかもしれませんが、このキャラメルは、砂糖、レモン汁、水を煮詰めて水飴状にしたものです。これを皮膚に接着して剥がすことで、ムダ毛を処理します。

キャラメルは、砂糖の甘味、レモンの酸味があり、時には火傷することもあるという意味が込められ、映画ではアラブの女性たちの恋愛、結婚などの様々な人生観を、甘苦く、ユーモラスに描いています。

アラブ女性の恋愛は?

この映画の主人公は、ナディーン・ラバキーが演じるラヤールです。
ベイルートで小さなヘア・エステサロンを経営する30歳独身女性。妻子のいる恋人がいて、仕事が手につかないほど彼氏からの電話を待ち焦がれています。

サロンで働くスタッフは、28歳で結婚間近で婚約者に隠しごとがあるニスリンと、長い黒髪の不思議な顧客に心奪われる24歳のリマです。
常連客のジャマルは女優志望の主婦で、オーディションに落ち続けています。サロンの向かいに住むローズは、老いた姉の世話に悩んでいます。

ラヤールは恋人の誕生日に、ホテルで2人で祝うことにして、予約を入れました。
しかし、イスラム教のレバノンでは未婚の女性がホテルに泊まることが認められていません。それでも何とか場末の安ホテルを予約できました。
部屋は薄汚れているため、恋人との誕生パーティーのため、部屋の隅々まできれいに掃除し、飾りつけをし、手作りのケーキを並べました。準備万端で恋人を待ちます。

しかし、恋人からは「妻と別れられない」というメールが送信されてきたのです。
失意に沈むラヤールでしたが、ここにニスリン、リマ、ジャマルがやって来ます。

ここで、ラヤールは、厳格なイスラム教徒であるふりをしながら不倫を続けていた自分を恥じます。
ニスリンも婚約者に処女であると嘘をついていたことと重ね合わせて泣き出します。

そして、ラヤールは恋人の妻と対峙することに、ニスリンは結婚前に一大決心、リマは、、

甘くて美味しいキャラメルも、人を焦がし痛めつけるというこの映画、ぜひ、機会があればご覧になってください。

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