戦国時代にムダ毛処理は?
日本最古の脱毛は、おそらく平安時代ではないかという話は以前にしました。
では、貴族の時代から武士の時代に入り、日本国中が戦乱に明け暮れた戦国時代はどうだったのでしょうか?
この時代の武士の妻なども、やはりムダ毛処理をしていたのでしょうか?
正確な記録はない気がしますので、あくまで想像ですが、おそらくムダ毛処理はしていなかったのではないかと思います。戦乱、下克上の世に、呑気にワキ毛処理をする武家の妻という光景は、思い浮かべられません。
それでも人に見られる部分は最低限の処理をしていたのかもしれません。
ただ、その人に見られる部分というのは、おそらく顔だけでしょう。だから平安絵巻に登場する「引眉」と同じように、眉毛の処理は行われたいた可能性は高いと思います。
では、ワキやスネは?
おそらく、これらの部分は現代と違って、人に見られる部分ではなかったと考えられます。
戦国時代に限らず、かつての日本では、女性が肌を見せることはありませんでした。まるでイスラム教の国のようでした。
しかも、夫の前ですら、基本的には見せなかったのでは、といわれています。
戦国時代の夜は暗く、灯もない真の闇の中です。ムダ毛処理をしていなくても、そもそも見えないわけですから、何の問題もなかったのだろうと思われます。
ただ、戦国の世の闇の中といえども、触ったら分かることなので、その点はどうなのでしょうか?
分かりません。