天空の女神ヌト

古代エジプトの女神もムダ毛処理?

ヌトは古代エジプトの神話に登場する天空の女神です。
ヘリオポリス九柱神に数えられています。

両親は、大気の神シューと湿気の神テフヌトです。
夫であり兄でもあるのは大地の神ゲブです。
ゲブの間に、冥界の神オシリス、豊穣の女神イシス、戦争の神セト、葬祭の女神ネフティスがいます。

この神話では天地が分かれたのは、ヌトとゲブが抱き合っているのを、シューが引き離したこととしています。大地の神と天空の神を引き離したので、天と地が分離したということです。

しかし、ヌトはゲブと引き離される前に子を宿していました。
そこで祖父のアトゥムは、ヌトに呪いをかけました。
1年間、どの日にも出産できないという呪いでした。

そこで暦の神トートが登場し、1年の中で5日間の「閏日」を作ったのです。
これにより、ヌトは5日間の「閏日に出産して、5人の子供が誕生したのでした。

さて、このヌトには神像が残っています。
全裸で、当時のファラオや王妃も毛抜き用のピンセットでムダ毛処理をしていたことから、おそらくこのヌト像もそのイメージではないかと思われます。

しかし、ヌト女神の股間部分は黒く塗ってあります。アンダーヘアをアピールしているかのようです。
ここは処理しないことをアピールしているみたいです。

なぜなのでしょう?

色々と想像はできるのですが、今回はイスラム教後のエジプトとの対比という意味で紹介しました。

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