ルネサンス美術のムダ毛処理

ルネサンス美術にはムダ毛がない!

ルネサンス(Renaissance)は、フランス語で「再生」「復活」を意味します。

古代ギリシアや古代ローマの古典文化復興の運動で、日本では「文芸復興」と訳していました。(現在は使わない)この運動は14世紀のイタリアから始まり、西欧各国へとに広まっていきました。

そのルネサンスの中で、最も華やかで、日本人にも親しまれている分野といえば、美術です。

ルネサンス美術には多くの芸術作品がありますが、女性や女神を描いたものには、体毛が描かれていないことはご存じでしょうか?
つまり絵画の中でムダ毛処理をされているのです。

ルネサンスの時代、ムダ毛を処理することは女性らしさと関連づけられていたようですが、それを芸術の世界で存分に表現したのかもしれません。

たとえばイタリアの巨匠ティツィアーノが1538年に描いた『ウルビーノのヴィーナス(Venere di Urbino)』です。この作品は現在、フィレンツェのウフィツィ美術館に所蔵されています。
ジョルジョーネの『眠れるヴィーナス (Sleeping Venus)』を模倣したものと言われていますが、ティツィアーノはさらに官能性を追求したことで、裸身に興味のない人でさえ挑発的な視線を受けていると言われるほどです。

ムダ毛処理をされ、官能的で挑発的なヴィーナスは、まさにルネサンス美術の代表といえるのではないでしょうか。(個人的見解です)

世界的に有名な『ヴィーナスの誕生』にも触れておきましょう。
サンドロ・ボッティチェッリ(Sandro Botticelli)の作品です。
初期ルネサンスで最も業績を残したフィレンツェ派の画家で、メディチ家の保護を受けていたことで知られます。

『ヴィーナスの誕生』は誰もが一度は目にしたことがあるほど有名で、文字通りの古代世界の異教的要素と官能的なテーマの絵画です。
これもムダ毛処理をされたヴィーナスを正面にすえた構図で、女性らしさが前面に出ています。

ルネサンス美術をムダ毛処理の観点から見ていくのも面白いと思います。

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